マンスリー・レポート No.89 (2008年5月)
活動会員のレポート
  東京国際交流館春のウェルカムパーティー
      ABIC留学生支援グループ

バザー

 5月17日、東京国際交流館では百数十名の新入館留学生を迎えて、恒例の春のウェルカムパーティが開催されました。野外イベントが多いため心配されていた天候は、朝の曇り空から次第に晴れ上がり、参加者600名を超える盛り上がりを見せました。同館中庭の正面に設置された舞台では各国留学生による、ダンス、音楽、空手など自国文化紹介などのパフォーマンスが終日披露され、その周りには各国自慢のエスニック料理の屋台が並んで手料理の販売で賑わいました。パーティの企画運営は、会館職員の指導の元に、留学生の生活支援の役目もになって交流館に居住しているResident Assistant(RA)と呼ばれる日本人学生たちが中心になって進められました。

 ABICはバザー、体験野外茶道教室、体験書道教室を提供し、講師の先生、会員やボランティア、担当コーディネーターが参加して留学生や家族、その他の来館者との交流を深めました。

 中庭に畳を敷き詰めた茶室には来客が引きもきらず、参加者は90名に及びました。茶室を囲んで置かれた緋毛氈敷きの床机には参加希望者が並び、次々とお茶室に招き入れられては茶菓接待だけでなく自分でお茶を点てることも楽しみました。

 三方をテントで囲んだ体験書道教室も大盛況で、二度、三度のリピーターも入れると参加者は50名を超えました。用意された6脚の椅子の空く暇もなく参加希望者が押し寄せ、レベルに応じて提供されるお手本を見、講師の先生の指導をうけながら制作に夢中になり、その場ですぐに展示される自分の作品の鑑賞も楽しんでいました。

 バザーでは、110を超えるABICの支援企業、及びその社員の方々、並びにABIC会員から170口を超える荷物で送られた品物をご寄贈いただき、その売り上げは24万円を超えました。連日の仕分けや値付け作業と、当日の販売にはRAの学生から多大の協力がありました。売上金の一部は学生の要望に沿い、ミヤンマーと中国の自然災害被害者の方々へ見舞金として贈り、残りは従来どおり留学生の支援費用にあてられます。ご支援いただきました皆様に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

体験空手教室 体験書道教室 体験茶道教室
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