
プレゼンテーション風景
8月4-5日、真夏の関西学院大学西宮上ヶ原キャンパスに、2025年で19回目となる「高校生国際交流の集い」に参加する高校生と留学生が集まった。
関西学院大学・ABIC共催のこのイベントは、同大学の研究推進社会連携機構と学生組織KGIH(Kwansei Gakuin Global Inspiration with Highschool)のスタッフが年初からABICを含めた関係者と連携を取りつつ準備してきたものである。今回は兵庫県立兵庫高等学校、兵庫県立国際高等学校、大阪府立箕面高等学校、大阪府立豊中高等学校、大阪府立千里高等学校、啓明学院高等学校、関西学院高等部、関西学院千里国際高等部、帝塚山学院高等学校の9校から計40人の高校生、米国、コスタリカ、トルコ、フィンランド、ドイツ、タイ、オーストリア、マレーシア、ポーランド、イタリア、フランスの11ヵ国から計12人の日本の高校に留学している留学生、そしてKGIHのスタッフ13人が両日参加した。
今回のイベント・スローガンは「Discover the new you, share your view ~新たなひらめき、広がるつながり~」で、関西学院大学副学長・研究推進社会連携機構長の土井教授による開会スピーチでスタートした。オープニングレクチャーでは、ABICの岡井加女代会員が登壇し、「communication」をテーマに、自身の留学体験をベースとした講義を行った。
初対面の高校生たちは、最初は緊張の面持ちだったが、昼食と体育館でのレクリエーションを通じてすっかり打ち解け、午後からは七つのグループに分かれて、事前にピックアップされていたSDGsの目標の達成に向けた解決策について、活発なディスカッションを行っていた。2日目に入ると、KGIHスタッフのアドバイスも受けながら、プレゼンテーションに向けたパワーポイント資料作り、発表方法の具体的な詰めをグループ一体となって行っていた。
プレゼンテーションでは、ABICからは岩田事務局長と私のほか、ABIC内公募に応募された寺田好純会員、岡本芳幸会員、久米川武士会員、神山秀夫会員の4人がグループ発表の審査を行った。閉会式では、岩田事務局長によるスピーチの後、審査結果が発表され、上位入賞グループに岩田事務局長より表彰状と商品が授与された。最後に、関西学院大学 研究推進社会連携機構 社会連携・インキュベーション推進センター長の片山教授より参加者全員に修了証が授与された。
今回もKGIHのスタッフが要所要所で的確なアドバイスを高校生たちに伝えることで、プレゼンテーションのクオリティーが高く維持され、「高校生国際交流の集い」全体の盛り上がりをもたらしていたと感じた。また、初めてABICの会員に本イベントに参加いただき、ABICの活動を知っていただけたことは意義深かったと思う。今後も関西学院大学・KGIHのスタッフと連携・協力して、この素晴らしいイベントをさらに盛り上げていきたい。

参加者全員で