活動会員のレポート

高校生国際交流の集い

 日本貿易会と国際社会貢献センター(ABIC)は、青山学院大学、関西学院大学との高大連携プログラム「高校生国際交流の集い」を今年(2016年)も開催した。
 この催しは2007年から日本貿易会とABICが青山学院大学ならびに関西学院大学と共催で関東と関西それぞれでスタート、日本と海外の高校生の交流を大学生が中心的役割を担いつつ企画から運営までリード、大学教授、社会人が側面支援を行う産学共同の試みとし、異文化理解を深めることを目的とした高大連携教育の一環として、日本と米州、欧州、アジア・大洋州諸国の高校生が語り合う国際交流の場となっている。
 関東は民間国際教育交流団体のAFS日本協会東京支部が、また、関西はAFS日本協会大阪支部、日本国際交流振興会(JFIE)が協力団体として参加した。


関東(7月23日)
 震災の影響により中止となった2011年を除き、2007年より青山学院大学で毎年実施されており、今年で9回目を迎えた。今回は、横浜市立横浜商業高等学校から7人、横須賀学院高等学校から6人、神奈川県立相模原高等学校から4人、青山学院横浜英和中学高等学校から5人、青山学院高等部から1人、総勢23人の日本人高校生が参加し、海外の高校留学生9人(豪州、中国、タイ、アルゼンチン、韓国、フランス、デンマーク、フィリピン、米国より各1人)を交え、総勢32人が参加した。参加者は8人ずつ4班に分かれて、それぞれの班が作成したゲームに挑戦していくことでお互いの距離を縮めていくことができた。これらの活動については、青山学院大学生を中心とした大学生が丁寧に指導し、それぞれの班をうまくサポートして活動を充実させていた。
 交流の場は日本語と英語が中心であったが、お互いを理解し合う有意義なイベントであった。

(小中高校国際理解教育コーディネーター 新妻 にいづま 純一 じゅんいち


全員を集めてゲームの説明

参加者全員で

関西(7月25―26日)
 高校生国際交流の集いは2007年より回を重ね、今回で10回目となった。関西学院大学上ヶ原キャンパスを会場に「Know the world, know yourself」(世界を知ろう、自分を知ろう)というテーマで2日間にわたり開催された。
 兵庫県立宝塚西高等学校、兵庫県立国際高等学校、大阪府立千里高等学校、啓明学院高等学校、関西学院高等部、関西学院千里国際高等部に加え、今年初参加の兵庫県立長田高等学校、兵庫県立兵庫高等学校を加え、8校から計49人の日本人高校生と、米国、カナダ、コスタリカ、メキシコ、コロンビア、アルゼンチン、ブラジル、フランス、ドイツ、フィンランド、チェコ、豪州、ニュージーランド、中国、タイからの留学生計30人が参加した。参加者数は過去最多の79人となり、この行事を運営する関学学生スタッフも各学部から総勢26人が参画した。
 行事初日は、関西学院大学研究推進社会連携機構社会連携センター長、木本教授の開会挨拶で始まり、続いてABIC会員の瀬尾さんが「多文化共生を考える」というテーマについて、分かりやすい英語で、自身の経験を交えユーモアあふれるスピーチを行った。昼食後、体育館でのレクリエーションを通じ、高校生と留学生はすぐに打ち解け合った。続いて、8つのグループに分かれ、大学生のリードによりグループごとに決められたサブテーマにつきディスカッションを開始した。夕食後は、関学の宿泊施設に移動し、交流を続けた。
 2日目も、グループディスカッションを続け、まとめた結果を全員で表現方法を工夫しながら、楽しくプレゼンテーションを行った。全グループが発表した後、留学生の代表が大学生に対し2日間にわたるリードに対する感謝の意を述べる場面があった。参加高校からの教諭、留学生を本行事に派遣いただいた機関からの来賓に、ABICも加わり審査の結果、優秀賞および準優秀賞グループを選定し、ABIC山口事務局長より表彰状を授与した。次いで木本教授より全参加者に修了証が授与された。山口事務局長による閉会挨拶の後、参加者全員が名残を惜しみ、家路に就いた。
 これからも関係者の意見を取り入れつつ、高校生にとって、また彼らをリードする大学生にとってより実りある行事となるようにしたい。

(関西デスクコーディネーター  たちばな 弘志 ひろし


プレゼンテーション風景

参加者全員で