活動会員のレポート

春の新入館生歓迎バザー

兵庫国際交流会館


 4月21日(金)の新入館生ウエルカムパーティーに続き、5月14日(日)、歓迎バザーが開催された。これで6回目の開催となるが、新入館生約60人に、既入館者を加えた約150人がバザーに来場した。今回もABIC会員および支援企業とその社員、ならびに日本貿易会の役職員等の方々から58箱を超える広範囲な品物をご寄贈いただき、約3万7千円の売り上げを得ることができた。この売上代金は、同館の留学生支援活動資金として提供させていただいた。ご支援くださった皆さまには厚く感謝申し上げたい。
 今回はバザー開始前日に下見をする学生もいるほどで、当日は開始前に十数名が列を成していた。あいにく、大学の一部では催しや政府関係機関の行事と重なり、学生の一部はバザーに参加できないとも聞いていたが、友人の依頼で購入する人も見られ、一人当たりの購入額は前回より多かった。兵庫国際交流会館には中国、台湾など中華系の学生が多いが、このところのABEイニシアティブに基づくアフリカからの学生が増えている。チュニジア、ケニア、ナイジェリア、エチオピア、ルワンダ、南スーダン、ボツワナ、モロッコ、マリ、マラウイ、セネガル、タンザニア、南アフリカ等であるが、これ以外に、JICAのアフガニスタンでの「未来への架け橋・中核人材育成プロジェクト」PEACEに基づき数名の学生が入館している。来日間もない学生にとり皆さまから提供された生活必需品の極めて安価での提供は、取り合いになるほど好評であった。関係者からは次回も是非開催してほしいとの要望があった。バザーには、ABIC関西デスクに加え、ABICの日本語講師も参加し入館者との交流も行った。
 ABIC関西デスクでは、東京本部の関係者の協力を得てバザー以外でも、兵庫国際交流会館にて日本語・文化教室を2015年からスタートさせており、さらに広範囲な留学生支援活動を目指し、関西在住の会員の皆さま、お知り合いの方にはこの方面のご支援、ご協力もお願いしたい。

(関西デスクコーデイネーター)

*ABEイニシアティブ:African Business Education
*PEACE:Project for the Promotion and Enhancement of the Afghan Capacity for Effective Development


東京国際交流館


 5月20日(土)および21日(日)の2日間にわたり第31回バザーが東京国際交流館で行われた。初日は開始時間の40分前から30人ほどの館内生が夏を思わせる日差しを避けながら列をつくっていた。今回も盛況で、入場者は約280人に上った。
 当日は、これから始める日本での生活のために、台所用品や食器類を買い求める人が多かった。今回もABIC会員および支援企業とその社員、ならびに日本貿易会の役職員の方々から110箱の貴重な品物をご寄贈いただき、バザー売上高は約18万円となり、従来同様に同館の支援活動に提供させていただいた。ご支援いただいた皆さまには厚く感謝申し上げたい。
 なお、例年のように会場にABICコーナーを設け、日本語広場の講師とコーディネーター7人がABICの活動状況の説明や提供している各種講座の勧誘を行った。休日にもかかわらずご協力いただいた方々にお礼を申し上げたい。

(留学生支援担当コーディネーター)